キョードー東京公演レポート

"一粒で二度美味しいダブル"その真相はいかに?!
制作発表の模様をレポート!!!

ミュージカル「ダブル」 6/18(木)〜21(日)
THEATRE1010


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先日の4月14日、2015年6月18日(木)〜21日(日)まで上演される、
ミュージカル「ダブル」の制作発表が、
会場となるシアター1010にて、行われた。

今回は、世界初!腹話術の人形を使ったミュージカルとなる。
天才的な腹話術師:宗次郎を演じるのは、
現実でも天才的な技術を披露し、海外でも活躍している、いっこく堂。
そして、その相方(人形)は、健太くん。
この2人を主役として、物語を展開していく。

物語のあらすじは、昭和13年、横浜駅の2等待合室から始まる。
「狭い日本にゃ住み飽きた、俺も行くから君も来い」と言う
言葉が流行し、待合室は一旗揚げようとする人々で溢れかえっていた。
宗次郎たちも中国、満州へ巡業の旅へ出かけるところだった・・・

今日が顔合わせともなる日だったそうだが、
会見は、雰囲気は和気あいあい。

まず作者・演出である、高野克己より、
「いっこく堂をはじめ、豪華な顔ぶれが揃い、
日本のミュージカル界に一石を投じるような作品にしたい」
そして、
「世界に輸出できる日本の文化として、
このオリジナルミュージカルを作っていきたい」
と意気込みを語った。
「この時代は、リアリティが喪失された時代。
"現実と虚構"が同時に存在したダブルな時代。
あまり良くないイメージで使われることが多いかと思うが、
本作は、"一粒で二度美味しいダブル"と考えていただきたい!」
と本作にかける熱き想いを話した。

そして、いよいよキャストたちからの挨拶。
まずは、主演のいっこく堂と健太くん(人形)が
絶妙な絡みで会話を繰り広げる。
ここでも最高峰の腹話術が光り、会見でも笑い声と、
「おぉー」という感嘆の声があがる。

「世界で初めてのことで、昔、やってみようと思ったことがあったのですが、
やはり踏み出せないところだったんです。難しいんです…。人形で歌を唄うというのが、喉の負担がかなりあって…」
「しかし、台本を見せていただき、お客様が作品を観て、
オーバーラップできるような、そんな内容なので、楽しんでいただければと思います!」
と自身初の試みに、緊張しながらもワクワクしているような、
そんな表情も垣間みれた。

続いて、この二人を惑わす恋の相手(?!)を
演じる、愛華みれ。
「15年ぶりに男装を頑張ります!
共演者の男性達にも負けないように!!」
と語った。

そして、本作のMCという重要な役どころ、
元光GENJIの内海光司が紹介される。
「いっこく堂さんと初共演で、どんな舞台になるのか、
こんなにワクワクするの久しぶりではないかと思います。」
そして、
「僕、こう見えて、すごく人見知りなんですけど…
先ほど、健太くん(人形)にも人見知りしていて…ちょっとビックリしました(笑)」
と楽しみが大きい様子。

最後に、数々のミュージカルに出演し、
舞台になくてはならない存在と言っても過言ではない、宮川浩。
「最初はどうなるのかと正直思ってしまったのですが、
台本を読んで、こんな人形(健太くん)の使い方があるのかと驚いてます!
30年近くの舞台経験の中で、人形相手にセリフを言ったことがないので、
ちゃんとできるか心配ですが、楽しみの方が大きいです!!」
とこちらも期待感が伝わるコメント。

質疑応答では、記者から
『ミュージカルということで、ダンスもあるかと思いますが、
どうでしょうか?』
という質問に対し、
「ダンスは…僕、リズム感がないんです…。だから健太くんが頑張ります!」
といっこく堂。

元宝塚女優でもある愛華は、
「私は健太くんと恋しちゃうかもしれないので…
健太くんのリードに任せたいですね。歌のデュエットも楽しみです。
どんな化学反応が起こるのか、お稽古も楽しみです!」

そして、内海は、
「僕は、歌も踊りもやったことがないので…勉強させていただきます!」ととぼけ、
会場を和ませた。また、
「健太くんが台本通りに進まないような、暴走しそうで怖いですね…」
というコメントに対し、

「演出家が許せば、俺は突っ走るぜ!」と
健太くんも意気込み十分の様子。

宮川は、
「全てが未知なので!楽しみですね」
とコメントし、さらに世界初!だからこそ、観客もそうであるように、
キャストも初めての体験ともあって、とても楽しみな様子。

終始、笑いが絶えず、すでに"健太くんワールド"に引き込まれた、
そんな会見であった。

いっこく堂は常に人形と2人でステージに立つことが多く、
いわば、1人でのパフォーマンスが多いが、
「今回は2人だけの対話だけでなく、生身の人間と絡むのが嬉しいです」とのことで、
彼もまた、未知の世界に飛び込む緊張と、
腹話術で"ミュージカル"を行うという挑戦に、意欲十分というところだろうか。

内海の、久々ローラースケート姿を観られるかも(!?)という期待もあり、
愛華の15年振りの男装・・と見所満載の舞台となるだろう。

公演は6月18日より、北千住駅西口マルイ11階にある、
シアター1010で行われる。

キャストも「幅広い世代に観てもらいたい」と言っていたように、
どの年齢層にも楽しめる舞台となるのではないか。

ぜひ、会場へ足を運んでいただきたい!

(このページは2015年4月に更新された情報です。ページからのリンク切れに関しましてはご容赦下さい。)