撮影：山下道大

出演者すべてが男！
愛と裏切り、栄光と挫折が複雑に交差する「アントニーとクレオパトラ」の舞台が
いよいよ名古屋・名鉄ホールで幕を開けました！

トニー賞を受賞し、あのローレンス・オリビエ、ヴィヴィアン・リーも演じ、
その後映画化もされたシェイクスピアの名作が未だかつてない魅力的なキャスティングで実現！
平幹二朗、松井誠、和泉元彌という各界の第一線で活躍する３人が１つの舞台に集結しました。

時に切なく、時に滑稽な登場人物たちの心の機微を丹念に描くこの濃密な恋愛ドラマは、
大掛かりなものが一切無くシンプルな舞台で、
現代風にアレンジされた衣裳をまとい、スピーディーに進行する。

「＜運命の女＞に出逢った男が恋ゆえに身を滅ぼすという物語に
どうしようもなく惹かれてしまうんです」と
アントニー演じる平は語る。

松井誠のクレオパトラは威厳もチャーミングさも、
実際もこうであったかと思わせるように立ち居振る舞いが美しい。

後に初代皇帝・アウグストゥスとなるオクティヴィアヌス・シーザーを
口跡鮮やかに和泉元彌が演じている。

「運命と分別は表裏一体」
運命の恋に生き、堕ちていくアントニーとクレオパトラ。
時代を駆け上がっていくオクティヴィアヌス。

万華鏡のように千変万化する魅惑の舞台を、ぜひ劇場でご堪能下さい。