2014年1月21日、日テレホールにて、丸美屋食品ミュージカル「アニー」の制作発表が行われた。
新キャストで贈る、"新生アニー"の初めてのフルキャストでのお披露目に緊張感もあるなか、会見が進行された。
まず、アニー役の2人、
國分亜沙妃と吉井乃歌が登壇。
目標だったアニーの衣装に袖を通した感想を聞かれ、
國分亜沙妃は「憧れの衣装を着られて、嬉しいです!」
吉井乃歌は「大好きなアニーの衣装を着られて、楽しいです!」
とコメント。
また、どんなアニーを演じたいかと、司会からの質問に、
國分は「前向きなアニー演じたい。」
吉井は「強くて明るいアニーを演じたい。」
と答えた。
それぞれが思う"アニー"を作り上げるため、2組のアニーが観てみたいと思う人も多いだろう。
毎回のお稽古を大事にして、キャストみんなと作り上げていきたいと語る、アニー役の2人。
4月26日の初日が今から楽しみだ。
また、共演する大人のキャストたちからもコメントをもらった。
8年ぶりに替わったウォーバックス役の、三田村邦彦だが、第一印象は自分では若すぎると思ったが、
意外とピッタリだと知り、愕然としてしまったと苦笑い。
台本は素晴らしいので、読んだときの感動をそのまま伝えたいと意気込みを話した。
お子さんが大好きで、2012年、2013年と2年連続で観劇した、生田智子は、
「実はまだ子供には言ってないんです。
情報解禁前で、子供も小さいので学校で言ってしまっても困るなと思って…(笑)。
でも今日、家で会見しようかなと思います!」と家族も観劇してくれることを期待し、嬉しそうに語った。
そして、これが初のミュージカルデビューとなる、ミス・ハニガン役の浅香唯は、
「とりあえず、オファーがきたとき、"アニー"役かどうかだけは確認しました!」と会場を沸かせ、
今まで演じてきた人が、さまざまなキャラクターだったので、
なるべく私らしい"ミス・ハニガン"を演じられればと、
昔のアイドル時代のかわいさそのままに、ニヒル役をやることに楽しみを見いだしている様子。
他、ハニガンの弟で悪巧みをするルースター役に、2012年の出演から復活の松田賢二、
ルースターのガールフレンドのリリー役に、こちらもミュージカル初出演となる甲斐まり恵、
ルーズベルト大統領には、TVドラマや舞台でも活躍中の春海四方が脇を固める。
29回目となる本作だが、キャストも一新し、今までとは違うミュージカル「アニー」を観られることだろう。
「キャスト全員と仲良く」「1つのチームとなって」「一丸となって」などの言葉が多く聞こえたが、
最後に披露した「トゥモロー」は、すでにチームワークの良さが伺えた。
これからお稽古が始まり、より一層仲を深めていく、新生アニー。
初日の開幕まで、待ち遠しい。
〈STORY〉
舞台は1933年のニューヨーク。世界大恐慌直後の街は、仕事も住む家もない人で溢れていた。
誰もが希望を失っているなか、11歳の女の子アニーだけは元気いっぱい。11年前、孤児院の前に
置き去りにされた彼女だが、必ず両親が迎えに来ると信じている。
そんなある日、大富豪のオリバー・ウォーバックスが、毎年恒例のクリスマス・シーズンのボランティアとして、
孤児をひとり、自宅に招き、2週間のホリデーをプレゼントすることに。その孤児を探していた秘書のグレースに気に入られたアニーは、
ウォーバックスの大邸宅へ。
仕事人間のウォーバックスだったが、すっかりアニーを心を奪われ、養女にしたいと思うようになる。
だが、アニーは両親が迎えにくる希望を捨てることはできない。
果たして、アニーの夢は叶うのか・・・?