女優・米倉涼子が、ニューヨークのブロードウェー・アンバサダー劇場で
ミュージカル『CHICAGO（シカゴ）』に主演することが緊急記者会見で発表された。

ミュージカルの聖地・ブロードウェーで日本人女優がアメリカ人役の主演を演じるのは史上初の快挙。

会見に臨んだ米倉は
「とにかくうれしい！私にとっては夢であり、宝物の舞台です。大きなチャンスをいただきました。」
と、晴れやかな笑顔で抱負を述べた。

会見に同席した振付家、ゲイリー・クリスト氏が主演の決定、祝福を伝えるプロデューサーからの手紙を代読し、花束を手渡すと
「女優人生の夢だった。私は『CHICAGO』をやるために生まれてきたんじゃないか、と思うときがよくあります。本当に宝物です。」
と、涙ながらに喜びを語った。


2002年、ブロードウェイで初めて『CHICAGO』を観劇。
以後、各国の公演を10回以上観劇するほどの大ファンになったという彼女。
2008年、2010年には日本語版『CHICAGO』で主役のロキシー・ハートを熱演し、当時からニューヨークの製作チームに
「いつかは私もNYの舞台に立ちたい」と直訴してきた。

実現に向け、'10年秋から交渉を開始し、彼女がNY版のシーンを抜粋し演じたビデオを何本も送ったという。
台詞・歌はもちろん全編英語。
仕事の合間を縫い、レッスンを重ねた彼女の熱意は、製作チームを充分に納得させる物だった。


3ヶ月余りの短い稽古期間だが、ブロードウェー公演に向け
「（頭の中が）多分真っ白になってしまうだろうけど、私の心の中から出る私のロキシーを見せられたらいいな。
たくさんの俳優の方々の夢も背負って、期待を裏切らないように頑張りたい。」
と目を輝かせた。

公演は今年7月、アンバサダー劇場にて。
詳細は決定次第、発表いたします。