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堀北真希、初舞台にして堂々の初主演!
舞台「ジャンヌ・ダルク」
ジャンヌ・ダルク。 英仏百年戦争(1337~1453)の最中、神の啓示を受け「フランスを救え」と叫び、劣勢だった戦局を覆す奇跡を起こしながらも、宗教裁判により火刑に処せられ、わずか19年の生涯を遂げた悲劇の少女。そのジャンヌ役に初舞台出演にして主演の堀北真希が挑戦する、舞台「ジャンヌ・ダルク」が赤坂ACTシアターで幕を開けた。

客席に着いて先ず驚かされるのが舞台セット。客席側に大きく張り出したその舞台は、城や戦場など様々なシーンを違和感なく見立てていくことに成功している。劇中に使用される音楽は、フランス現地での取材旅行中に演出の白井晃氏がインスピレーションを感じたというブルガリアン・ヴォイスをモチーフに使用し、ジャンヌ・ダルクのピュアかつ神秘的な人物像を効果的に描き出していく。3時間を超える大作にも関わらず、時間を忘れて舞台に没頭できるのは場面場面での練り上げられた演出と多才な役者達の演技によるもの。100名を超える出演者による圧倒的な戦闘シーンもこのサイズの舞台では常識外で迫力が増す。
国・時代・宗教的背景が違いすぎて、日本人にとってかけ離れた物語だと距離を置いてしまうならばそれは間違いだ。「信念を貫き通す」という「青クサい」ことに関しては、様々な人生経験を経て個人個人で感じ方が違ってしまうはず。でも初心に戻ってそのことをまじめに考えてみてはいかがだろうか。

【演出】白井晃 【脚本】中島かずき(劇団☆新感線) 【音楽】三宅純 【原案・監修】佐藤賢一

【出演】
堀北真希
石黒英雄 山口馬木也 / 柴本 幸 塩谷 瞬 高杉真宙 青木 健 / 
上杉祥三 春海四方 / 田山涼成 六平直政 / 浅野温子 / 西岡徳馬/
伊藤英明

舞台「ジャンヌ・ダルク」
2010.11/30(火) ~ 12/19(日)
赤坂ACTシアター