有村架純の初主演舞台が決定!新たなヒロインが誕生する!!
6月24日、シェラトン都ホテルにて、
舞台「ジャンヌ・ダルク」の製作発表が行われ、演出家、脚本家、そして主要キャストが顔を揃えた。

舞台「ジャンヌ・ダルク」が2014年、
新たなヒロイン:有村架純を迎え、幕を開ける!

まずは2010年に引き続き、演出を務める白井晃が、
「熱いあの舞台が戻ってくると思うと、冷や汗が出てくる想い。
新しいジャンヌ・ダルクがお見せできるよう、頑張ります」と抱負を語った。

脚本の中島かずきは、
「"ジャンヌ・ダルク"が19歳でフランスの英雄になった過程と"有村架純"がジャンヌ・ダルクという役を経て成長していく過程は、 ある種ドキュメンタリーを見ているようになると思います。」と本作の魅力を話した。

そして、今回が初舞台・初主演となる有村架純は、緊張している様子。

「17歳で強い責任感・正義感・信念を持って、戦い続けたジャンヌ・ダルクを自分が演じることは、
私で良いのだろうか?とも思ってしまうのですが、一生懸命舞台上で戦っていこうと思います!」と意気込みを語った。

初舞台ということで不安やプレッシャーもあるようだが、
大先輩に囲まれた中で、決意を語る姿は、すでにジャンヌ・ダルクを彷彿とさせるようだった。

次に、ジャンヌを支えるシャルル7世を演じる東山紀之は、
「初舞台でジャンヌを演じることは、勇気がいることだと思う。みんなでサポートしていきたい。」
と緊張する有村に、気を遣う優しさがすでに垣間みられた。

2010年版に引き続き出演するキャストも多い。
山口馬木也、青木健、上杉祥三、春海四方、田山涼成(役どころは違う)、西岡德馬と、演技派が顔を揃える。

4年前とは異なる役で参加する、田山涼成は、笑顔で「自分のことで精一杯でございます!」と会場を沸かせた。
前回、戦いの場面での負傷や動きが多かったことを語り、本作がいかに大変で、凄まじいのかを実体験を交え話した。

西岡は、
「音楽も本当に素晴らしく、今だにCDを聴いています。今回も黒幕役を多いに楽しみます!」とジャンヌ・ダルクを懲らしめてやろうという気持ちが十分のよう。
前回の舞台も楽しかった雰囲気が伝わったが、より楽しみたいと期待が高まっているようだ。

さらに、出席した記者からの質問で互いの印象を聞かれた、有村、東山の両名は、

有村→東山
「東山さんは、とても紳士的でストイックな方という印象。初舞台で基礎中の基礎から教えていただかなくてはならないと思っています。
稽古中に色々なことを教わって、見て、学んでいきたいです。みなさんの芝居を全て盗んで、食らいついていきます。」

東山→有村
「初舞台にチャレンジしている姿、熱がお客様へ伝わればと思っていますが、
怖い先輩が多いので(笑)、僕くらいは優しくしないと!とそういう意味でもサポートできるようにと思っています。」

続いて、このオファーをもらったときの気持ちを聞かれ、

有村
「決まる前に(演出の)白井さんとお話する機会があり、初めて舞台に挑戦できることを嬉しく思い、
その反面、乗り越えられるかという不安もありました。
でも、やるからには乗り越えたいし、1つのことを達成できた後に、
どういう自分が待っているのかというワクワク感の方が大きかったです。」

と期待感を見せる一面も。そして、

「"目に意志をすごく感じる"と演出の白井さんから言われたことが、とても印象に残っているんです。
切なさ、孤独さ、それに潰されないために強い自分をジャンヌは持っていたのではないか、と思っておりますので、
その意志を受け止め、自分の責任を果たしたいという気持ちです。」

とのコメントに、歴史に名を刻んだ勇敢なジャンヌ・ダルクを
彼女が現代に甦らせてくれるだろう、と期待が膨らむ。

東山
「はじめ、お話をいただいた際に、ジャンヌ・ダルクと言われ、僕がジャンヌ役か!と思ったのですが、
ではなく、有村さんがジャンヌということをお伺いし、納得しました。」
というコメント。共演者を含め、会場全体の空気が一気に和んだ。

「本作のプロデューサーから、熱烈なラブレターをいただきまして…
口説かれることを初めて経験しまして、求められるということは嬉しいことなので、できる限り頑張ろうと思います」
と、意気込みを語った。



2度目の出演者も多いせいか、すでにカンパニーとしての一体感があり、
衣裳を纏わずとも、それぞれの役どころが浮かんできそうな雰囲気で、
東山の周囲への、特に有村への気遣いと優しさが垣間見える、終始和やかな製作発表であった。

誰もが知っている、人々の心を掴む絶対的なヒロイン「ジャンヌ・ダルク」を、
今の時代を象徴するきらめきを持つ女優、
有村架純が演じること。彼女を守るシャルル7世を東山紀之が演じることや、総勢130名の出演者など、
見所満載の舞台「ジャンヌ・ダルク」。

演出家・白井晃と脚本家・中島かずきの初タッグから4年、新たな「ジャンヌ・ダルク」への期待が高まる!

<STORY>
混乱の時代から国を救った一人の少女ジャンヌ。
彼女を通して、混乱の時代、混迷の時代、先の見えない時代、希望とはいったい何かを問う。
仏国王シャルルは、なぜ、救国の雄・ジャンヌを疎ましい存在としなければならなかったのか?
二人の関係をとおして「ジャンヌ・ダルク」を描きます。

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舞台「ジャンヌ・ダルク」
<東京公演>
10月7日(火)~10月24日(金)@赤坂ACTシアター
http://www.kyodotokyo.com/jeannedarc
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©引地信彦
舞台「ジャンヌ・ダルク」
10/7(火)~10/24(金)
赤坂ACTシアター
チケット・お問い合せは
キョードー東京 0570-550-799 まで。
オペレータ受付時間
平日11:00~18:00/土日祝10:00~18:00