(このページは2010年7月に更新された情報です。ページからのリンク切れに関しましてはご容赦下さい。)
東京セレソンデラックス「くちづけ」<中間レポート>
東京セレソンDX
『10年程前、偶然読んだ新聞の片隅にでていたニュース記事』がインスピレーションとなり、
宅間孝行氏の中でずーっと温められてきた物語が、この度我々の前についに登場ー

物語は、都会からちょっと離れたグループホーム『ひまわり荘』を舞台に繰り広げられる。
それぞれの事情がありつつも、悩みながら、寄り添いながら、楽しく、たくましく生きているそれぞれのキャラクターが特徴で、 形にとらわれることのない『人と人との係わり合い』『家族の形』『愛情』といったものを、重々しくなることなく、ユーモアたっぷりに伝えてくれる。 何とも言えない、絶妙なバランスで笑いと泣き、切なさと、優しさが交叉し、ニクイ程のテンポの良さ!

また、今回宅間さんが設定するキャラクターの中には、あまりに純粋過ぎて、こちらの気持ちが掻きむしられる場面が多々ある。 同時に、色んな場面にリアル感があり、思わず宅間ワールドにドップリ引き込まれているのだ。 そして、最後のラストシーン。。。貴方は涙なくして観られるでしょうか?

もちろん、引き込まれる要因は他にもある。それは、役者陣の素晴らしい演技力である。主役級の金田明夫さんは、お笑い部分と切な系部分の演じ分けが 『さすが』の一言。また、役者全員の息のバッチリ合ったところなどは、本当に観ていて痛快で、全く時間を感じさせない2時間10分。

リピーターが多いと聞くのも、納得。何度もみて、笑って、泣いて、笑って、泣いて。。。それが、また明日も頑張ろう、というエネルギーに繋がるのです。 そして、自分の中に優しさを取り戻せているのです。そう、人生に優しく『くちづけ』したくなる心境!

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皆さんも是非、この感動を劇場で味わってみて下さい。
そうそう、宅間氏の『お涙シリーズ』は、これでしばらくお預けなのだそうです。
残す公演もあとわずか!迷っている暇はありません!
どうぞお見逃しなく!!
東京セレソンデラックス
「くちづけ」
2010.7月7日(水) ~ 2010.8月1日(日)
シアターサンモール