米国最大の音楽授賞式「第58回グラミー賞」が16日(現地時間15日)、米ロサンゼルスで開催。
キョードー東京がインヴェストしているブロードウェイでロングラン上演中の「Hamilton」が
最優秀劇場ミュージカル・アルバム賞を受賞しました。
また、同賞にノミネートされた「Something Rotten!」は、プロデュース・チームの一員として
キョードー東京が参加している作品です。
「Hamilton」は、2015年2月にオフブロードウェイで開幕し、同年の8月に
ニューヨーク、リチャード・ロジャース劇場でブロードウェイ進出を果たした今シーズン最大の注目作です。
夏の公演までの前売券は完売し、
ブロードウェイで最もチケット入手が困難な演目として話題を集めています。
本作は、アメリカの10ドル紙幣の肖像となっているアメリカ建国の父のひとりであり、
初代財務長官を務めたアレクサンダー・ハミルトンの波乱万丈な人生を描いた歴史ミュージカル。
楽曲はラップやヒップホップなど、多種多様で、
歴史を描きつつも今までにない斬新なスタイルの舞台となっています。
作詞、作曲、脚本、そしてハミルトン役として現在主演も務めている
リン・マニュエル・ミランダ(「イン・ザ・ハイツ」「ブリング・イット・オン」)は、
映画「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」の酒場のシーンの楽曲を手がけたことでも話題になり、
ブロードウェイのみならず、ハリウッドでもその才能が評価されているクリエーターです。
「Something Rotten!」は、16世紀のロンドンを舞台に、
シェイクスピアを超える傑作を創ろうと奮闘する劇作家兄弟を中心に、
ダンスと有名ミュージカルのパロディが満載のコメディ。
2015年4月からNYブロードウェイのSt.ジェームズ劇場でロングランを行っている本作は、
今現在も劇場を笑いで包み込んでいます。
パロディ要素が味付けされている楽曲は、笑えるのに名曲揃い、という離れ業をやり遂げており、
ブロードウェイ・エンターテインメントの底力を感じさせます。
http://www.playbillvault.comより