弱冠13歳の頃に友人らと「Pro Era」という自身のクルーを結成、YouTubeに公開したフリースタイル映像が、インディ・レーベル Cinematic Music Groupの社長の目に留まり、2010年、15歳で同レーベルと契約。2012年に発表した自身初のミックステープ『1999』が高く評価され、230万ダウンロードを突破するなど、一躍注目の新人として脚光を浴びる。
2015年、20歳の誕生日にデビュー・アルバム『B4.Da.$$』(ビフォアー・ダ・マニー)を発表。ナズが19歳で発表したデビュー作『illmatic』とも比較されるなど話題となり、iTunes Storeでは全世界16ヵ国でアルバム総合チャート1位、全米チャートでも総合で初登場5位、R&B/Hip-Hop Albumsチャートでは初登場1位を飾り、同年7月には「FUJI ROCK FESTIVAL」への出演で初来日。
2017年度にアメリカのビルボードで堂々の1位を記録した、ポスト・マローン「Rockstar feat. 21サヴェージ」のリリックのゴーストライターであったことが後に明かされており、リリシストとしての才能も発揮。昨年(2022年)に、Diddy、Chris Brown、Westside Gunnなどが参加のニュー・アルバム『2000』を発表。
俳優として活動も行っており、最近ではアカデミー賞を受賞した短編映画『Two Distant Strangers』に主演、他にも悪役で主演するなど、スクリーンでの最近の演技は、彼が野心的で熟練した俳優であることを証明し、長く活躍する俳優であることも期待されている。
また、アディダスやアメリカン・アパレルの広告でもクリエイティブに抜擢され、今後さらにその魅力を体現していくだろう。ロー・ブランドからハイ・ファッションまでカヴァーし、サブ・カルチャーでの立ち位置も確立しようとしている。